珈琲の酸味はにがて。
こうした声はよく耳にします。
でも、少しだけ酸味を感じると、
珈琲はとても美味しいのです。

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珈琲を呑み終わったあとにイヤな後味を体験した人は多いと思います。
熱いうちは呑めるけど、冷めてくるとミルクや砂糖を入れたくなる・・・。
じつは、こうした珈琲は熱くてもえぐみや強い酸味をもっているのです。
ただ熱いのでわからないだけなんです。
では、えぐみはともかく酸味は珈琲にとって天敵なのか、と考えてしまいます。
よく焼けていて酸味があるのと、芯から焼けていなくて酸味のあるものではまったく異なります。
ほどよい酸味をもった珈琲はとても美味しいものなのです。
なぜならコクや苦みにに加え、味がさらに複雑化するからです。




和樂の珈琲はフルシティロースト。
コク、香り、苦み、甘さ、酸味が
もっともよく表現できる焙煎度合いです。

ある大学の教授が珈琲好きが高じて、焙煎度合いによる美味しさを研究したことがあります。
その時、コク、苦み、香り、甘み、酸味がともに、
二ハゼと云われる210度前後がもっともよいとの結果がでました。
ちょうどフルシティローストで、いちばんの深煎りより下に2番目の焙煎度合いです。
浅煎りは酸味が立ちすぎ、深煎りしすぎは苦さが際立ちます。
浅煎りと深煎りをブレンドして美味しい珈琲を作りだしているショップもあります。
嗜好品ですので好みはいろいろ。善い悪いはありません。
でも、やっぱり美味しく呑みたいのはあたりまえです。

和樂はいろいろ焙煎した結果、フルシティローストが和樂の味だと思うようになりました。
以来、オープン以来頑なにフルシティローストを守っています。
あ、ひとつだけ。
ブレンド「玄」だけはイタリアンローストで焼いていますが・・・。

酸味の苦手な人にお届けしたい和樂の珈琲。
ぜひ、お試ししてください。
珈琲って、こういうものなんだぁ、ということがおわかりになると思います。

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